ホウセキキントキ

サイズ
全長 25cm
説明
本種の尾鰭は湾入型で、上下両葉の先端が成長にともない伸長する。各鰭に斑紋がないなどの特徴で本科の他種と区別される。また、本種は側線有孔鱗数が75〜80、背鰭が10棘14〜15軟条で、本科の中では体節的形質の数が最も多い種のひとつである。体長12mmの稚魚の黒色素胞は背鰭前部と腹鰭に密に分布するが体には見られない。
分布
刺網や釣りで漁獲される。八丈島、相模湾〜屋久島の太平洋沿岸、九州西岸、琉球列島、沖縄舟状海盆;韓国釜山、済州島、台湾南部、香港、東沙群島、西沙群島、インドー太平洋(紅海を含み、マルケサス諸島まで;ハワイ諸島を除く)、チュニジア。
生活史
単独あるいは群れで見られ、昼間は不活発で、薄暗い岩穴などにいる。伊豆半島では夏から初冬にかけて幼魚の死滅回遊が見られる。食用種。
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