カテゴリー

アーカイブ

アーカイブ

検索

2011.08.09日々の出来事

やっと光になりました

 やっと光になりました!

ISDNの時代が長く続いていたここ柏島の黒潮実感センターでも、ようやく光の開通となりました。

インターネットがあれば、世界中どこでも便利に暮らしていけると思っていましたが、ISDNの環境で写真1枚を見る為に、モニターの前でじっと待ってる状況は苦行でした。

ようやく、PCも本来の性能を発揮できそうです。

実感センターのホームページにも、今後はたくさんの写真がアップロード出来そうです。

今まで、結構大変だったので。

うーん、嬉しい。

投稿: おか /2011年 08月 09日 15時 12分

2011.07.06日々の出来事

2011.6.29 イカ釣り

最近はとても暑い日が続いています。
この日も、夏!!ってくらい暑かったです。

夕方頃センター長の神田さんから提案がありました。
神田:「イカ釣り行くぞ!」
ちー:「おー!!」

たまにある、お楽しみの時間です。
僕にとっては、生活のかかった食料調達の時間です。
毎回急に声がかかるので、最初は「えっ?」となっていましたが、今では待ってましたとばかりにノリノリです。

仕事を終わらせて、船でイカ釣りポイントに行くと、すでにライバルたちが釣りをしているではありませんか!?

イカ釣りライバルたち
イカ釣りライバルたち
イカ釣り道具
イカ釣り道具

早速僕たちも釣り開始です。
しかし、勢いよく釣り始めたものの、全く釣れません。
と思っていたら、神田さんがイカを2杯釣りました。
僕も負けじと頑張りちゃんと釣りました。

この日の成果は、神田さん4杯、僕3杯、計7杯でした。
一番大きいのは僕が釣りました。

本日の成果
本日の成果

お刺身とっても美味しかったです。
次回は神田さんからどんな提案があるのか、今から楽しみです。

更新: ちー /2011年 07月 06日 17時 11分

2011.07.06日々の出来事

2011.6.29 愛媛大プランクトン調査

 愛媛大学の堀先生と学生3人が、プランクトン調査のため柏島に来られました。

黒潮実感センターはボートを出して、調査の手伝いをしました。

堀先生は船に弱いらしく、すぐ船酔いしてしまうとのことでしたが、この日は良い凪で大丈夫そうでした。

船酔いといえば、コレはキツイです。僕も海が荒れている時は船酔いしてしまうのですが、死ぬかと思います。
船に乗ってたら慣れるとも言われましたが、無理です。
船酔いしてしまうものの、船に乗るのは楽しいです。

話はそれましたが、今回はプランクトン調査です。
プランクトンネットを使って、プランクトンを採集していました。

プランクトンネット
プランクトンネット
プランクトン採集の様子
プランクトン採集の様子
ボトル詰め
ボトル詰め

採集したプランクトンは、事前に黒潮実感センターへ持ち込んでいた顕微鏡で、観察していました。生きてるプランクトンを観察できたようです。

次回は、日中の調査だけでなく、夜間のプランクトン調査も行いたいそうなので、それも見学したいと思います。

更新: ちー /2011年 07月 06日 17時 10分

2011.06.24日々の出来事

2011.6.21 大月小マグロ養殖エサやり見学

 6月21日大月小学校5年生のマグロ養殖エサやり見学がありました。
柏島に到着した子供たちは、ライフジャケットを着て船に乗り込みます。その前に大きな声であいさつしてくれました。

みんなであいさつ「お願いします」
みんなであいさつ「お願いします」

今回は、養殖関係者とマリンドリーム、黒潮実感センターが船を出し、子供たちは3隻の船に分かれ、マグロ養殖の餌やり見学に出発しました。

船に乗って生け簀へ
船に乗って生け簀へ

養殖生け簀では、すでにエサやりが始まっており、海面は大騒ぎです。エサを食べるために、マグロが集まっていました。
子供たちが、「大砲だ!!」と叫んでいました。何のことやらと見てみると、エサを飛ばしている機械が確かに大砲の様な形でした。弾であるエサは、サバでした。養殖関係者の方に聞いたところ、エサにはサバかイワシを使うそうです。

大砲!?
大砲!?
近くで見学 マグロに急接近!!
近くで見学 マグロに急接近!!

エサやり用の大きな船に乗り込み、近くで見学しました。
見学だけで終わるのかと思いきや、いつの間にかエサを手で掴んで投げている子供たちもいて、エサやり見学がエサやり体験になってました(笑)。
自分たちが投げたエサをマグロが食べる時には、一段と盛り上がっていて、
「○○の餌は食べないね」
「○○ちゃんの餌はすぐ食べたね。女の子だからかな?」
という会話があり笑ってしまいました(笑)。

エサを手づかみ
エサを手づかみ

この日は曇り空でしたが雨は降らず、見学日和だったと思います。
この体験を通して、水産業や海に興味を持ってもらえるとうれしく思います。子供たちも大満足の様子でした。

みんなでピース
みんなでピース
投稿: ちー /2011年 06月 24日 09時 47分

2011.06.24日々の出来事

2011.6.16 第21回里海セミナー 「ウミウシ」

 6月16日に第21回里海セミナーがありました。
今回の里海セミナーは、琉球大学大学院理工学研究科博士課程後期3年中野理枝さんをお招きして、ウミウシに関するさまざまなお話をしていただきました。

中野理枝さん
中野理枝さん

中野理枝さんの専門は、ウミウシの食性や繁殖だそうですが、今回は、「四国のウミウシ」と題して、ウミウシの分類に関するお話をしていただきました。中野理枝さんが論文で提唱した属および種の和名を紹介してもらいました。ここで紹介するのは難しので、興味のある方は、中野理枝さんが出している本を読んでみてください。
・本州のウミウシ-北海道から奄美大島まで- 中野理枝
・海に暮らす無脊椎動物の不思議 著:中野理枝  監修:広瀨裕一

セミナーには、約20名の参加がありました。やはりウミウシの話だと言うこともあり、ダイビング関係者の参加が多く、熱心な質疑もありました。

話を真剣に聞く参加者
話を真剣に聞く参加者

「珍しいウミウシを見つけた際、次の日もお客さんに見せたいが、どうしたらいいか?」
「神頼み」
らしいです。専門家が言っているので間違いないと思います(笑)。でも、種類によっては動かないものもいるらしく、そのような種類に関してはあまり触らないようにすると可能性があるとのことでした。
センター長の神田からも質問があり、専門的な討論が行われていたのですが、気づいたら神田と中野理枝さんの思い出話が始まったりと、ウミウシの話からはそれてしまったりもしていまいた(笑)。

熱心な質問
熱心な質問

中野理枝さんのお話は、専門的な内容の話もありましたが、一般の方々にも理解しやすく、とても興味深く楽しいものでした。

里海セミナー終了後は、もちろん?!交流会の始まりです。みんなでお酒を飲みながら、里海セミナー中には聞くことができなかった話も聞くことができ、とても楽しい時間でした。

「乾杯!!」 交流会大盛り上がり
「乾杯!!」 交流会大盛り上がり
投稿: ちー /2011年 06月 24日 09時 46分

2011.03.11日々の出来事

2011.3.11 東北地方太平洋沖地震

みなさん、ご無事でしょうか。
テレビで各地の被害を見て、言葉がでません。
どうかお気をつけください。

高知県にも津波警報が発令されました。
柏島の方々も高台の小学校へ避難しています。
今のところこちらは大丈夫です。
ご心配してくださり、お電話やご連絡をいただきありがとうございます。

みなさまのご無事をお祈りしています。

きのこ

投稿: きのこ /2011年 03月 11日 18時 16分

2011.03.02日々の出来事

2011.2.2メノリの口開け(2/2up)

今日、待ちに待ったメノリ(標準和名:オニアマノリ)の口開け(解禁)がありました(8時から11時まで)。

後の浜にはざっと50人ほど
後の浜にはざっと50人ほど

1/21に天気がよければ口開けになるはずでしたが、生憎の風と波で延期。
数日前までは寒波が続いていたのですが、今日やっと風が無くなり暖かくなったので潮のいい(大潮)今日、口開けとなったのです。
今年は寒かったせいもありノリの付きがいいとの情報を得ていたのですが、まあまあの付きでした。それでも後の浜には約50人ほどの島民が思い思いの場所に陣取り8時の開始の合図を待ちました。
私(神田)は柏島に来て12年になりますがこれまでずっと撮影班でしたので掻いたことがありませんでした。ここ数年は漁協の組合員でなければ採ることが出来なかったのですが、今年は島民で組合員、準組合委員以外は500円で鑑札を買えば採れることになったので、今回初挑戦です。
12年間もイメトレはできているので、今日の本番が待ち遠しかったです。
島でお世話になっている亀井さんにメノリの缶(メノリを掻く道具)を借り、増田さんにはメノリを受ける網を作ってもらい準備万端です。
7時過ぎには早めに行ってのりが良く付いている場所をチェック!
いい場所に陣取り
8時!
開始の合図と同時に皆一斉に掻き出しました。

皆一斉に掻き出す
皆一斉に掻き出す

私はウエットスーツを着ていたのですが、掻き出すと体がほてってきて暑くてたまりません。

完全防備で寒さ知らず
完全防備で寒さ知らず

しばらくしてついに我慢できずに上着を脱ぎました。

見ている方が寒そうですが、本人は汗だく
見ている方が寒そうですが、本人は汗だく

メノリ掻きは女性の仕事といわれるように、おばちゃんらは持久戦でずっと掻き続けます。男はすぐにいやになってやめてしまいます。
これ、結構重労働です。
缶を持ってスナップをきかせながらノリを掻き取る右手首の関節と親指の筋肉、それに受ける方の網を持つ手も親指の筋肉が悲鳴を上げます。
うまく網を持っていないと押し寄せる波にせっかく採ったメノリが持って行かれてしまいます。
持久戦でしたが結局1時間半ほど掻き続け終了しました。
結果はルーキーとしては上等でした。

採ったどー!!
採ったどー!!

ご近所の和泉屋のおんちゃん曰く、「こればぁとっちょるのはお前ぐらいよ」とお褒めの言葉を貰い一人満悦。
採ったメノリにはクボといってカサガイの小さいのも一緒に入っているので、海水で洗いながら分けなければいけません。
船に乗って沖に行ききれいな海水で何度も洗いながら選別し持ち帰りました。
後日、日和をみて茅で作った「とま」にひろげて干せば板ノリの出来上がりです。
今回自作の「とま」4枚とノリを掬って広げる自家製のお玉(ホタテ貝で作った)を渡し場の田島のおばちゃんから頂きました。

メノリをお玉ですくって拡げるが結構均等に拡げるのは難しい!
メノリをお玉ですくって拡げるが結構均等に拡げるのは難しい!

今日2/2の午後6時台のRKC高知放送と高知さんさんテレビで、メノリの口開けの様子が流れるそうです。

更新: Kanda /2011年 03月 02日 16時 28分

2011.03.02日々の出来事

2011.2.27 第20回 里海セミナー無事終了!

司会進行役の河﨑さん
司会進行役の河﨑さん

第20回目になる里海セミナー無事終了しました。
島内外から24名の方(すくも湾漁協の理事さん、地元の漁師さん、旅館経営者、大月町議、ダイビングガイド、大月町役場担当者、高知新聞の記者、先日の「はたのうと」の発表者、東京から日本エコツーリズムセンターの方、それと宇和島からのボランティアの方等々)の参加があり、熱心な質疑も行えました。
ご参加下さった方々、ありがとうございました。
参加者の中には山﨑君のご両親や弟さん、元職員の津戸さん(大阪から参加)、そして2/14NHKラジオビタミンの「ときめきインタビュー」で神田の話を聞いてわざわざ参加して下さった老夫婦の方もいらっしゃり、全国放送の影響力に驚くとともに励ましの言葉もいただきうれしく思いました。

山﨑君の発表には後日発表したレジメが欲しいとの声もあり、関心の高さが伺えました。

次回またセミナーを開催しますので、是非多くの方のご参加をお待ちしてます。

里海セミナーで発表する拓郎君
里海セミナーで発表する拓郎君

1.近畿大学農学部水産学科 山﨑 拓郎
「海洋レジャーへの転換とその持続性」
近年、日本の漁業は衰退してきました。そんな中、地域資源を利用した海洋レジャーという新たな産業が成り立ち始めました。しかし海洋レジャーが地産産業と成り得るには、様々な問題があります。そこで、柏島でのダイビングが、地域経済に寄与する為の方法を持続可能という点に主を置き、研究してきた内容を発表しましす。

神田発表
神田発表

2.黒潮実感センター センター長・神田 優
「海の中の森づくり・アオリイカの人工産卵床と藻場再生の取り組みについて」
磯焼けによる藻場減少によって産卵場所が不足している柏島で、アオリイカの資源を増やすべく、ヒノキの間伐材を用いたアオリイカの人工産卵床を設置しています。10年間に及ぶこの活動の成果と、本来の藻場を再生するために現在取り組んでいる活動について報告します。

その晩は島の方に集まって貰い懇親会をしました。
いつも通り大盛り上がりでした。

投稿: Kanda /2011年 03月 02日 14時 51分

2011.02.15日々の出来事

2011.2.11 はたのおと

2/11幡多の研究発表会「はたのおと」が開催されました。
かたくるしいものではなく、地域の人にもわかりやすく幡多の魅力を語る会☆

主催者の山下さん(魚と山の空間生態研究所)が「今日はいかに”変さ”を発表する会だから(笑)」とおっしゃってましたが、まさしく?!(すみません笑)変な研究者さんがたくさん集まった会となりました。
司会は畠中智子さん☆絶妙のツッコミでした!
詳細はこちらhttp://www.hata-chiiki.net/

変な研究者といえばセンターからはもちろん?!センター長・神田と去年夏から卒論研究で来ている近畿大学生の山﨑拓郎くんが発表しました。
<第1部 幡多を訪れて研究するひとたち>で、たくろー(山﨑拓郎)が卒論テーマでもある「海洋レジャーへの転換とその持続性」を発表しました。レジャーと柏島との関係、またそれが及ぼす影響など話してくれました。たくろー、とっても緊張してましたがとってもいい発表でしたよ☆

たくろー
たくろー

<第2部 幡多にすみ地元を探求するひとたち>で、神田さんが「柏島における藻場の変化」について発表しました。センターで続けている「海の中の森づくり」の一環で、本来生えていた藻場を再生しようという取り組みです。
第1部でのたくろーの発表で黒潮実感センターについての質問もたくさんいただき、神田さんからセンターの紹介もさせていただきました。

神田さん
神田さん

他にも、センター理事の黒潮生物研究所の岩瀬所長、毎年研修で来てくれる四万十高校の学生さんの発表があり、様々な角度から見た幡多盛り沢山の「はたのおと」でした☆

岩瀬さん
岩瀬さん
四万十高校自然環境部(たまもいたよ)
四万十高校自然環境部(たまもいたよ)

私は懇親会には参加できなかったのですが、懇親会もさらに変さパワーアップで盛り上がったことでしょう(笑)
「はたのおと」第2回の開催が待ち遠しいですね!

今月27日に久しぶりとなってしまいましたが、里海セミナーを開催する予定です。場所は黒潮実感センター、たくろー・神田さんが発表する予定です。
地域の方、多くの方に来ていただきたく思います☆

きのこ

投稿: きのこ /2011年 02月 15日 10時 42分

2011.02.01日々の出来事

2011.1.14 柏島しめ引き(綱引き)

柏島では毎年1/14に玄関の正月飾りをおろします。
新しい年を占う綱引きが行われます。
夜7時前、島内のマイク放送から太鼓のかろやかな音が流れ、寒空にもかかわらず島民が本町通りに集まります。
大人には御神酒、子どもにはお菓子が配られ次第に気運が高まります。
綱引きは本町通りの北と南に分かれ、下ろした注連飾りを綱の中央に取り付け、島民総出で綱引きをします。

南北に分かれ「やーのー、うん」
南北に分かれ「やーのー、うん」

北側の綱を引くのは土居町筋と本町筋、南側は宮町筋と東崎(ひがさき)筋です。
「やーのー、うん」の掛け声で双方が綱を引き勝ち負けを競います。

みんなで引っ張る
みんなで引っ張る

南が勝てばその年は「豊漁」だということです。
私たちは宮町筋なので南側を引きます。
私の息子は2回目の参加です。
まだ1歳7ヶ月にもかかわらず重い綱を持ち上げ力一杯引っ張ります。

力一杯引っ張る拓海(ちなみに今は休戦中)
力一杯引っ張る拓海(ちなみに今は休戦中)

今年は南が勝ちました。
島のお年寄り(失礼!)に聞いたところでは、昔は南側(東崎側)が負けそうになったときには、反対側に付いていた若い人たちが南側に廻って引っ張り勝たせたそうです(増田さん、中島さん情報ありがとうございます)。
それだけ漁を大事にしたということですね。
綱引きが終わるとみんなタオルをもらって帰途につきます。
新しい年が始まった気がします。

祭りの後も興奮してまだ太鼓をたたく拓海
祭りの後も興奮してまだ太鼓をたたく拓海

ちなみに、綱引きをするときの掛け声ですが、実家の高知市や昔住んでいた大阪では「オーエス、オーエス」だったんですが、柏島を始め大月町は「やーのー、うん」です。2調子ではなく3調子のところがなんだか間がゆったりしていて、幡多(はた)を感じます。

投稿: Kanda /2011年 02月 01日 16時 43分

ホーム > 日々の出来事