私たちは人と海とが共存できる持続可能な里海(さとうみ)づくりの活動として、2001年からアオリイカの人工産卵床設置事業を続けてまいりました。この活動は島の漁業者とダイバーが協力して始めたもので、その後は地元の子ども達や森林組合の方々も協力し、不要になった間伐材の枝葉を用いてアオリイカの人工産卵床を作り、ダイバーが海底に潜って設置するものです。

これらの活動を日本全国の方々に広く知っていただき、ご賛同・ご参画いただくため、一般募集形式「アオリイカの里親制度」を2013年に立ち上げました。里親のみなさまには産卵床を1本12,000円でご購入いただき、これまでのようにダイバーが海底に設置し、アオリイカを増やします。増やしたアオリイカを地元漁業者が釣り、私どもがそれを購入し、里親のみなさんにお送りします。

お送りするアオリイカは1kg相当(4000円相当)のものをお送りします。里親のみなさまのご厚志により、地元の海では産卵床のお陰でアオリイカが増え、漁獲が上がり、地元の漁業者の生計を維持できます。また、活動主体である私たちも活動資金をいただくことで、持続的な里海づくりの活動を図れます。「買い手よし」「売り手よし」「世間(地元)よし」の「三方よし」の取り組みにご協力をよろしくお願いいたします。

なお、里親のみなさまには木製プレートにメッセージを書いていただき、ご購入いただいた人工産卵床に取り付けて設置します。アオリイカをお届けする際には、産卵床でのアオリイカの産卵状況がわかる水中写真を里親のみなさんにお送りいたします。

 

 

 

 

 

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